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どうも、ピーエーワークス庶務の園部です。
クジラ雲に乗ったレレが空の向こうへと旅立ってから1週間が経ちました。
レレのことだからまたひょっこり帰ってくるかなと思い、空を見上げてみました。
晴れ間は覗くものの、街の向こうは曇り空。レレ雲の姿は見えません。
今夜は雨でも降りそうな天気です。はたまたオサカナ?
こんな話、第1怪でもしましたね。
あれから月日は経って、いつの間にか今年も残すところあと僅か。 今週はクリスマスです。
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あっ、カラスです。メリーカラスマス!
カラスといえば、「オオウミガラス」という生き物はご存知でしょうか?
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「オオウミガラス」は属名“Pinguinus(ピンギヌス)”の通り、ペンギンです。
それも、私たちがイメージするペンギンよりも先に“ペンギン”と呼ばれていた、 元祖ペンギンとも呼べる生き物なのです!
後に、北極圏に生息するオオウミガラスとよく似た鳥が南半球で次々と発見され、彼らはオオウミガラスにちなんで「南極ペンギン」と呼ばれました。
外見や動作が似ているとはいっても、正式に言えばオオウミガラスとペンギンとでは分類が異なるようですが、名付け順的にはまさに“ファーストペンギン”だったわけです。
でも悲しいことに、オオウミガラスは人間たちの乱獲によって絶滅…。
北半球唯一のペンギンが失われ、現存するペンギンの生息域は南半球のみとなってしまったのです。
もし、オオウミガラスが今もなお北極圏で暮らすことができていたならば、トナカイに並ぶサンタクロースの相棒として一緒に空を駆け回っていたかもしれませんね。
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いや…やっぱり、空を駆けることはできませんね。
オオウミガラスやペンギンはよちよち歩きしかできないから、きっと、足で走る代わりにお腹で滑るのでしょう。
かつて先祖が空を飛んでいたことを思い出して、滑空するように!
ちなみに豆知識ですが、ペンギンたちがよくやるこの“腹這いで氷上を滑る行動”の呼称は「トボガン」というらしいです。
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そんなオオウミガラスの未来の可能性をみんなが想像できていれば、愛着が湧いて、乱獲なんて悲しい出来事は起きなかったかもしれません。
他者を自分のことのように想像する力って大事ですよね。
でも、空も海も青いのは同じですが、空の下で生きるものにとって海の中の生活を知ることは中々難しい…。
そんな時はぜひ、水族館へ行ってみましょう!
水族館は生き物の暮らしを想像する機会を与えてくれる場所なんだと私は思います。
しかも、実際に暮らしの一端を覗き見て、本当に水の中の世界で生活しているような感覚を体験できます!
たぶん『白い砂のアクアトープ』みたいに!
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レレが消滅した今、彼との出会いの場所でそんな考えにふけってしまいました。
自分で除霊しておきながらなんですけれども…ちょっと寂しいですね。
レレとはまぁ色々とありましたが、ひとつだけ感謝していることがあります。
レレによる一連の怪奇現象は私に、オサカナたちへの想像力を与えてくれました。
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“ありがとう”の一言くらい伝えるべきだったかな?…でももう遅いですよね。
レレはあの空の向こうできっと…、ん?
なにかが空を飛んでいます。
もしかして、レレが戻ってきやがったのでしょうか?
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いや違う…あれは…!あわてんぼうのサンタクロースです!
オオウミガラスのソリに乗って、クリスマス前にやって来ました!
しかも昼間。
さぁ、クリスマスプレゼント落下地点へ急ぎましょう!
………
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プレゼントにオサカナが降ってきました。
これもファフロツキー現象なのでしょうか…ともかく、サンタさんありがとう!
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水槽の新しい仲間をご紹介します!
「ソメワケヤッコ」のソイヤと「デバスズメダイ」のハデスです!
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ちょっとずつ大きくなってきたソドムとゴモラ。
新しい仲間も増えましたし、いずれはもっと広い水槽を買わないとですね。
彼らが健やかに成長していく姿を想像して、私も成長しないとな…と思います。
この気持ちは、生き物たちからのちょっとした贈り物ですね。
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『白い砂のアクアトープ』最終回、どうか見届けて頂けましたでしょうか!?
がまがまの思い出を経て立派に成長したくくると風花を見ていると…、あれ?視界がニジムナー…!
あと、水族館の生きものたち豪華大集結でしたね!
(オサカナ日誌も負けじと大集結です!)
2クールもの期間、『白い砂のアクアトープ』へのご声援ありがとうございました!
物語は終わりましたが、くくると風花たちの生活はきっと皆様の想像の中でまだまだ続くかと思います。
これからも、水族館のみんなのことを思い出して頂ければ、ピーエーワークスの一員として嬉しいことこの上ありません!
そして、実はオサカナ日誌も今回で最終回です。
このブログを読んでいただくことで皆様のオサカナライフに少しでも花を添えることができておりましたら…、目がウルムナー!
最後までオサカナ日誌をご愛読ありがとうございました!!
おわり
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おわかりいただけただろうか…
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写真右はじにご注目頂きたい…
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もっさり伸びるこのヒゲは、
来年春に巻き起こる更なる怪異の予感、とでもいうのだろうか…。
つづく?