(ナレーション:制作部庶務 園部)
「これが、アタイのルーティーン」
ピーエーワークス東京P-10スタジオ内を徘徊する自称メイドれれびぃの日課は、喫煙者スタッフが吸い終えたシケモクを拝借し、ご主人様に隠れて一服すること。
「アタイはこれでハートに火を点けてるの。
みんなのハートを熱くするための、萌えきゅん❤エンジンに火を点けてるの。
ねぇ知ってる?こうしていつの間にか黒く焦げちゃったハートが、可憐なメイド服の下でぴえん🥺と泣いてるんだょ…?」
“優雅に泳ぐ白鳥も水面下では必死に足をバタつかせている”的な理論を展開するれれびぃ。
れれびぃの体内のワタは度重なる喫煙によって黄ばみの向こう側を越えたオレンジ色を帯びて、その汚れはいつしかフェルト地肌にまで到達。
可憐なメイド服には体臭&副流煙の相乗効果で強烈なヤニ臭がこびりついていました。
喫煙者の中でも、肺が灰でいっぱいで廃になってしまうか心配なほどHighレベルなれれびぃ。
こんな姿、ご主人様には絶対に見られるわけにはいきませんが…
「…ハッ!しまった!ご主人様がお帰りなすった!」
この角度では、ご主人様にれれびぃの黒焦げハートが見られてしまいます。
「れれびぃとご主人様の仲を引き裂こうだなんて…。こんな“角度”、許せない…!」
メイドたるもの、暴力を行使することもやむなし。
れれびぃは“角度ちゃん”を敵対メイドとして認定し、亡き者とすることに決めました。
それはすなわち、“死角”をつくること。
ひっくり返した消火用バケツの中に隠れることで、ご主人様の目視角度ちゃんを亡き者とすることになんとか成功しました。
「心配しないで。萌えきゅん❤エンジンの火は消えない…」
シュボッ。
安心したれれびぃはシケモクに火を点け、勝利の紫煙をくゆらせようとします。
しかし…実は“死角”すらも敵対メイドからの“刺客”。
敵対メイド“消火用バケツちゃん”によって、シケモクのシケ度は100%。
萌えきゅん❤エンジン、鎮火。
※ タバコは20歳になってから!また、火の扱いには十分気を付けましょう。