(ナレーション:制作部庶務 園部)
「おめー、どこ中のモンだ!? アタイはいま取り込み中学校出身よ!」
敵対メイドによる突然のカチコミにれれびぃは慌てふためいています。
持ち前の昆虫フェイスも相まって、まるで巣をつつかれたアリンコのようです。
奇抜ヘアーな彼女の名は、オグリん。
元メイドカフェ従業員という経歴を生かし、『アキバ冥途戦争』で設定制作を務めたP-10スタッフです。
メイドとして自分より遥かに先輩だということを嫉妬センサーで敏感に嗅ぎ取ったれれびぃは即、オグリんを敵対メイド認定。
でもオグリんの様子を見るに、カチコミではなくてただ単に遊びに来ただけのようです。
つまり、メイドカフェ「きゅんギョばち」に初めてのお客さんです。
どこ中のモンであろうが、ご主人様・お嬢様に変わりはありません。
れれびぃはしぶしぶながらも…
「別にあなたの帰りなんて待ってなかったんですけどね」
と、ツンデレというか小姑的対応で接客することにしました。
「へい、コーラお待ち!」
れれびぃが手に抱えるグラスの中身は麦茶。
お給仕トラップ “コーラかと思って飲んだら麦茶だった”作戦です。
接客する気ゼロです。
あわわ…このままじゃ口から鼻からブー💦だブー🐽。
オグリんは小癪な罠にハマってしまうのでしょうか?
突然ですが、食欲の秋といえば…シシャモ!
日本酒を啜りつつ、パクっとかぶりつきたいですね。
ちなみに皆さんはシシャモを食べる時は頭からいきますか?それとも尻尾から?
オグリんは頭から食べる派っぽいですね。
れれびぃのことが食べちゃいたいほど可愛かったのでしょうか。
…なんか怖いので話を逸らしましょう。
そういえば“シシャモ”という名称は「スス・ハム(柳の葉の魚)」というアイヌ語が由来なのだそうです。
なぜ“柳の葉”なのかというと、理由はアイヌの人々によって語り継がれてきた、いくつかのシシャモ伝説にあります。
その中から一つご紹介しますと、
“腹ペコで病気がなかなか治らない父親のために、その子供が神様に祈りを捧げたところ、川に落ちた柳の葉が次々とシシャモになった”
という伝説が残っています。
なんだか温かいお話ですね。
さて、体がカチコチに冷えてしまうくらい寒~いカチコみ🥶を感じる今日この頃。
どうか風邪を引かないよう気を付けながら秋を楽しみましょう!