子どもにとって世界は知らないことだらけ。
大人が知っている当たり前を、子どもが知らないのは当たり前。
例えば、絵本に登場する“キリンさん”というキャラクターを知っていたとしても、
“キリン”という動物が私たちと同じように呼吸をし、食事をし、生きている一つの命ということは理解できていないかもしれません。
だって実際に本物と会って、自分の目・鼻・耳でその存在を感じたことが無いのですから。
大人の役目は、その体験の機会を子どもに与えること…。
どうも、園部です。
というわけで今回は「P-10ふれあい動物園」にやって来ました!
ここには珍しい動物がいっぱい。レレちゃんは興味を持って楽しんでくれるかな?
『Buddy Daddies』第6話・第12話で制作進行を担当した、お友だちの「板垣」ちゃんと一緒に、いざ入園!
あら。早速、可愛いウサギさんがお出迎えです。
この動物は「シロムラビット」。
彼は最近トレーニングに凝っているようで、
ウサギ跳びをし過ぎて腰を痛め、休憩中みたいです。
ちなみに、動物とのふれあいはOKですが、
シロムラビットはおとなしい性格の子なので、そっとね!
お次は…、あ!「シロムラミンゴ」。
彼は最近、歌のトレーニングに凝っているようで、
熱唱し過ぎて血が上り、ピンク色っぽくなっていますね。
片足立ちも相まってフラフラしています。大丈夫かな?
…って、レレちゃん。どこ見ているの?
ちゃんと動物さんを見てあげてね!
続いて3匹目。
うわぁ、あれは「シロムランウータン」だ!
シロムランウータンは、人間の5歳児に匹敵する高い知能を持つ、とても賢い動物。
高い所に上ってるのは、ただ遊んでいるわけじゃないのでしょうね。
たぶん、彼の賢さと力を持ってしても敵わない“ある動物”を王座から蹴落とし、
高みから見下すというイメージトレーニングをしているのだと思います。
…あ、レレちゃん。また余所見してます。
やれやれ、可愛い動物がいるとはいっても、
子どもが興味を持ってくれるとは限らないということですね…。
さて、ラストは当動物園の目玉、百獣の王将「シロムライオン」。
見てください、この威嚇。すごい迫力ですね…。
彼の将棋パワーはP-10生態系の頂点に君臨しており、
他の動物たちがどんなにトレーニングをしても敵わないほどなんです。
レレちゃん。板垣ちゃん。
シロムライオンは今、相当気が立っているようなので、
刺激しないようにそっとこの場を離れましょうね…
誰か助けて!この局面から形勢逆転のチャンスはありますか!?
!?
ああ、なんてこった!
レレちゃんがシロムライオンに襲われています!将棋で。
動物に興味を持って観察していれば、
動物の可愛さ、そして”怖さ”にも気が付いたはずだったのですが、
よりにもよって将棋に興味を持って近づいてしまったがため、シロムライオンの餌食に…。
これは完全に詰んでいます。どうしましょう…!?
板垣:板垣クラ―――――――ッシュ!!!!!
板垣:ケンカはダメ!
そして、目を覚ましてください。
あなたの名前は「シロムライオン」なんかじゃない!
この人は制作デスク「城村」さん。
“バディダディ班”ではないのですが、制作中、いろいろ手助けしてくれました。
もちろん、城村さんの他にもたくさんの方のお力添えを得て、
今夜放送・配信開始の第6話は完パケることができました。
ありがとうございました!!!
面白いアニメを皆さまへお届けするため、
私たち制作スタッフは助け合って生きています。
…さて!